羅

　　羅を畳みて夏を惜しみけり


残暑が厳しい毎日ですね・・・


夏も終わりに近づいておりますが、
そんな中、先日とある落語の会に久し振りに絽の和服で出掛けました。

夏着物はさらりと涼しいもので、
風が袂を抜けるときなんぞ、自然の風の心地よさがあります・・・

やっと畳んでしまったところ、短い夏をどことなく惜しむ気持ちになりました。


　　　　　　
　　　　　　　　夏には夏の楽しみ、その季節だからこそ味わえるものなり・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　訪問ありがとうございました。　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　

雷

稲妻の中稲妻の走りけり　/ 稲畑汀子


Lightning
running down inside
lightning 　　　　　　　　(Teiko Inahata)


　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　< 歌川国貞　　画＞


昨日の午後は突然の雷に豪雨・・・
お陰で出掛けそびれましたが、花木の水遣りの手が省けました。（笑）


　　　　　　　　　　　　　　訪問ありがとうございました。

盆

　　盆と暮れ帰りたき家ありて故郷


お盆休みも終わりに近づきましたね・・・

今日は午前は晴れていたのが、午後は豪雨と雷で空模様も大荒れ、
夕方には過ぎ、夜には遠くの空に花火があがっておりました。

夕涼みがてら、その花火を見ていたら、
夏の終わりを告げているかのように思えました・・・



　　　　　　　　毎日夏休みで、時折帰る実家・・・私は常にお盆気分なり・・・（笑）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　訪問ありがとうございました。　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　

空蝉

　　空蝉や心あらずの我似たり


盆入りの朝・・・
といっても旧盆の手前、八月のお盆は単に夏休みの感。


天候の影響ながら、今朝は風があって涼しくある。

それでも、朝から蝉の声がもう残り少ない夏の、
この世の別れを惜しんでか泣叫んでいるように聞こえてくる・・・


晩夏、私の虚ろな心はまだまだ続く・・・



　　　　　　　　蝉のごとく短き地上の命でも、思いっきり鳴いて死ねれば本望か・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　訪問ありがとうございました。

初秋

　　秋に入る夜風やさしくなりにけり



暦の上ではもう秋ですね・・・


8日の夜の帰り道、空の月の光と夜風に、
どことなくも秋の気配を感じました・・・


とはいえ、残暑厳しく、まだまだこの暑さには参ります。
最近は暑さのせいだけではないでしょうが、慌しく時間に追われると、
俳句の一つも捻り出す頭もないようで、ついついサボっております・・・



　　　　　　　全ては気分任せに・・・八月もそんなこんなで俳句頭は時々夏休み。

　　　　　　　　　　　　　　　訪問ありがとうございました。