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 季節のうつろいを言の葉で楽しめたなら、拙劣ながらも気ままな俳句ことはじめ・・・ 時々自由律や一行詩に加え日本画の和の世界も。
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 どんぐりも樹になれぬままそこにころがりをり


昨日は立冬でしたね・・・


午後、出掛ける途中に公園の横を通りましたら、
たくさんの団栗が落ちておりました。

そういえば、今から数年前のこと、
とある朗読会『樹を植えた男』を蝋燭の火の中で、
静かに聴くのに参加した時、お土産に団栗を一つ貰い、
何の樹かはわかりませんでしたが、
その後、植えてみると、芽が出てきました・・・

そう思うと、誰かが土に埋めれば樹になれるのに、
ただの小さな木の実のまま終わるのもまた自然のあり方でしょう・・・


           自然の法則・・・誰もが団栗の背比べ・・・

               訪問ありがとうございました。 
  

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 こがらしや朝寒夜寒こころも寒し



日に日に寒さを感じます・・・

今日はなんだかいつも以上に調子が悪く、
このところのめまいもあって、どうにもたらたらとしています。

体中のエネルギーを失い、まるで意味なき一日・・・

やるべき事はたくさんあるのに、それにも向き合わず、
つい自分を甘やかしてしまうのです。



     無理をすると疲れてしまう、かと言って甘えていては何一つ進歩はない・・・

                訪問ありがとうございました。   
      
   
 彼一語我一語秋深みかも / 虚子


He says a word
and I say a word
autumn is deepening    (Kyoshi)



          
                   <鈴木春信 画>



                  深まりゆく秋の日・・・
               暖かな言葉と肌のぬくもりを欲す。



               訪問ありがとうございました。
 落葉ひらり妻子を捨てる男の如し



秋も深まりつつあります・・・

落葉の色の重なりはまた美しくあり、
地上の自然の絨毯を眺めるのは好きなことの一つです。

枯葉がひらりと、あっけなく幹から離れ舞い落ちていくのは、
早く地上に降りたがっているかのようにも見えたりします。

幹が女ならば、どっしり地上に根を生やし、枝を伸ばして、
葉が落ちたればこそ太陽の光を思う存分あびるがよいと・・・



         自然の色ほど美しいものはないとつくづく思う秋です・・・

                訪問ありがとうございました。
                                    
                  
            
  心が錆びていく 泣いてばかりいるから 
      心の底には穴が開き 悲しみが剥き出す




昨日の日曜は雨でしたが、
午後、ふと美術館へ青木野枝の作品を観に行きました。

鉄という素材は実に男性的であると思うのですが、
その作品は鉄であっても優しくもあり、やはり女性的な部分がありました。

彼女の作品の1つが以前より美術館の外にも展示されてあるのですが、
鉄の錆びて朽ちていくところに哀愁を感じます・・・

丈夫なはずの鉄さえも、錆びてしまえばなんともろいことでしょう。
心とて同じことだと思ったりします。



       穴が開いた心では、気持ちを汲むことはできますまい・・・

               訪問ありがとうございました。 

     

        
         

             


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プロフィール
HN:
万月
性別:
女性
自己紹介:

季節なら秋が好き・・・

そして、
太陽よりも月の光、
夏の海よりも冬、
白くて解けてしまう雪が好き・・・

けれども、
花より団子が好きだったりします。

           
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