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 季節のうつろいを言の葉で楽しめたなら、拙劣ながらも気ままな俳句ことはじめ・・・ 時々自由律や一行詩に加え日本画の和の世界も。
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  一つ脱いで後に負ひぬ衣更  / 芭蕉



One taking -off
behind in place
change of clothers   (Basho)




    薄物ではまだ肌寒く、重ね着では暑すぎる六月中旬の今日この頃ですね・・・

                
       
                       <五渡亭国貞  画>

                     訪問ありがとうございました。   



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  夕立にひとり外見る女かな / 其角


a summer shower
a woman sits alone
gazing outside       (Kikaku)




 
                <鏑木清方  画>

おととい、この地方も梅雨に入りました・・・
今日は梅雨とは無縁のような青空ですが、こんな日には夕立が来そうですね・・・



              訪問ありがとうございました。
  人は盗めどものは盗まず簾巻く
             
/  鈴木真砂女




I have stolen a man
but never a thing of value
I roll up the bamboo blind .  (Masajo Suzuki)



    人のものなら人も盗んではなりませぬ・・・陰で泣く人がきっといるでしょうから・・・
 
            
                   <勝川春章  画>

                訪問ありがとうございました。                    
  
きしきしと牡丹つぼみをゆるめつつ 
                             / 山口青邨




The peony
opens its bud
slowly and purposefully.  (Seison Yamaguchi)






久し振りに実家へ帰省したところ、丁度、庭の花が咲き乱れておりました。
芍薬は満開でしたが、牡丹はまだ蕾で、咲く日まではいられないのが残念・・・



                          
                   <細田栄之 (鳥文斎栄之)  画>                  


                     訪問ありがとうございました。

  京にても京なつかしや時鳥  /  芭蕉



Even  in  Kyoto
when  I hear  the cuckoo
I  long  for  Kyoto.               (Basho)





五月は皐月で杜鶴花・・・”ほととぎす”は夏の季語。

ほととぎすには実に沢山の漢字が当てられていますが、
不如帰、子規は勿論、雲公鳥、沓手鳥、杜宇、蜀魂に、時鳥も。



          そして、歌い鳥もまた、ほととぎすの異名なのでした・・・


               
                 <葛飾北斎  画>   

               訪問ありがとうございました。             
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プロフィール
HN:
万月
性別:
女性
自己紹介:

季節なら秋が好き・・・

そして、
太陽よりも月の光、
夏の海よりも冬、
白くて解けてしまう雪が好き・・・

けれども、
花より団子が好きだったりします。

           
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