名月

　名月やうさぎのわたる諏訪の海
　　　　　　　　　　　　　　　/ 蕪村


the harvest moon-
rabbits go scampering
across Lake Suwa 　　　　　(Buson)

　
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　＜琳派の無名の人？の画＞


今夜は仲秋の名月のはずでした・・・
ところが、台風が直撃のようで今夜のお月見は中止に。
ならば、せめて明日の十六夜の月を楽しみましょ・・・


　　　　　　　　　お月様には兎が餅つきしてると思うだけで、なんだか楽し・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　訪問ありがとうございました。　

　　　　　
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塚

塚も動け我が泣く声は秋の風
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ 　小杉一笑


tomb also shake
my cry voice as-for
autumn's wind 　　　　　　　(Issho Kosugi)


　　　　　　
　　　　　　　　　　　<懐月堂安度　　画：風前美人図＞


　　　風を受け堂々と立ち、揺らぐことのないそんな精神を持ちたし・・・

　　　　　　　　　　　訪問ありがとうございました。

螽蟖

　むざんやな甲の下のきりぎりす　/ 芭蕉


How piteous !
beneath the helmet
chips a cricket　　　　　　 (Basho)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　<喜多川歌麿　画＞


虫の声が聞こえてきます・・・
都会に多いのは外来種の青松虫のようです。


　　　　　　　　　　　　　　　　訪問ありがとうございました。

瓢

夕顔に身とるるや身もうかりひよん
　　　　　　　　　　　　　　　　　/ 芭蕉


Moon flower
fascinating body
floats absent-maindedly 　　　　(Basho)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<祗園井特　　画＞


　　　夕顔も芸妓さんも、夜咲く花なり・・・でも、お歯黒はいただけませぬ。（笑）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　訪問ありがとうございました。　　　　　　　　　　　　　　　　　

雷

稲妻の中稲妻の走りけり　/ 稲畑汀子


Lightning
running down inside
lightning 　　　　　　　　(Teiko Inahata)


　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　< 歌川国貞　　画＞


昨日の午後は突然の雷に豪雨・・・
お陰で出掛けそびれましたが、花木の水遣りの手が省けました。（笑）


　　　　　　　　　　　　　　訪問ありがとうございました。