小満

　小満や原子炉建家は大仏殿の如



急に夏のような暑さである・・・

この夏には、名古屋でもトリエンナーレの開催が予定されており、
昨日は宮本佳明なる建築家のアーチストサポートに一日参加してみた。

単純作業ながらも、製作途中を見られるというのは面白いことだ。

原子炉建家をモチーフとしたものなのであるが、
建屋とはそもそも大仏殿などの建築物を意味しているらしいが、
そうなると原子炉を崇めていたということか・・・と。

今回は、震災後の初の大型美術展であることから
出展作品は震災や原発に関連しているものが多くあり、
薄れていく震災事故の記憶を、また呼起す夏になりそうな予感がする・・・


　　　　夏がくれば思い出すのは尾瀬でなく、震災かも知れぬ・・・
　　　　　　　　　　訪問ありがとうございました。　　　

雨傘

五月雨に御物遠や月の顔/ 芭蕉


Early summer rain
ingratitude thing
would-you-likemoon of face　　  (Basho)　 　　　　　　　　　　


　　　　　　　　

　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　＜上村松園　　画＞
　

　　　　　　今日は友人と、市美術館へ講演会と”上村松園展”へ。
　　　　　　和服で出掛けましたら、またしても午後からの雨・・・

　　　　　　　　　　　　私はやはり雨女かしら・・・？　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　訪問ありがとうございました。

薄暑

　けだるさは心の甘えか薄暑光



けだるき体を引きずっていると心にも影響が・・・

何となく何もしたくないのだけれど、
何もしないでいることは、時間を無駄にしているようでもあり・・・

やるべき事はたくさんあるのに、
それを無視して遊んでいるなんてと、否定的な自分を無視して、
やる気のないときは十分休んで、明日頑張ればいいさと、
ついつい自分に甘い我があり・・・


　　　　　そんな日は、太陽の光も眩しすぎる・・・
　　　　　　　　訪問ありがとうございました。

躑躅

　アスファルト道路隔てて躑躅燃ゆ


今、家の近くの街路のツツジが満開です。

ふと、ツツジの漢字はどうして足偏なのだろうと・・・
疑問に思って調べてみたら、やはり漢名でありました。
でも、躑躅をテキチョクと読めば、
「いってはとまる、ためらう」との意味もあり・・・躊躇と近いようです。

あのショッキングピンクがどぎつくて、好きになれませんでしたが、
もしや花が咲くのも、ひょっとして遠慮がちに咲くのかと、
そんな漢字が当てはめられるとは、意外とけな気な花なのかもしれません・・・


　　　街中の道路、排気ガスの中にも花は咲く・・・
　　　　　　訪問ありがとうございました。　　
　　

胡蝶

起きよ起きよ我が友にせん寝る胡蝶
                                                                 　　　 / 芭蕉


Wake up wake up
my friend to do speaker's will
sleeping little butterfly　　　　　  (Basho)　 　　　　　　　　　　　

　　　　
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　＜祗園井特　　画＞
　

　　　　　　　　　　　　　　今日は母の日ですね・・・

　　　　　花屋の店先で母の日のプレゼント用に胡蝶蘭が売られておりました。
　　　　　カーネーションより胡蝶蘭の方が好きですが、どちらも買いません。
　　　　　何故なら、我が母はすぐに枯らしてしまう名人だから・・・

　　　そんな人だから、最近実家には造花が活花にして飾ってありまする。(笑）

　　　　　　
　　　　花も女も枯れないのがよろしいが、枯れない花は無味乾燥なり・・・　　　　
　　　　　　　　　　　　　　訪問ありがとうございました。