薫風

　　　見上げれば金の鯱鉾風薫る




風薫る五月、爽やかな季節の到来ですね・・・


我が住む街のお城には、あの有名な金の鯱鉾がありまする。
そして、水族館にも親子の鯱がいたりするのも自慢のようです。

大きな体の鯱が、水族館の水槽に閉じ込められているのは可哀想に思えます。
アイスランドで捕獲され、鴨川シーワールドから輸送されてきたとのこと。
きっときっと、大海が恋しいに違いない・・・


　　　　　　　人間優位なこの世の裏で、見世物にされる生き物は泣いている・・・


　　　　　　　　　　　　　訪問ありがとうございました。　　　　　　　　　　　　

夏隣

　　　海の風山に緑や夏隣



GW３日目、早くもこの土日の疲れが取れませぬ・・・


海に山にと、行楽に出掛けたい気持ちはあるものの、
それでいても一日ぼ～っと、今日は何することなくのんびりしたい気分です・・・
なので、体を休め、心を休めて、素敵な五月を迎えたいと思います。


　　　　　　　　　　そんな時間もまた贅沢なり・・・


　　　　　　　　　　　　　訪問ありがとうございました。

蝶

　　　初蝶のすぐ飽き飛びゆく軽さかな




昨日、この春初めての蝶を見ました・・・


黄蝶がひらひらと私の横を通り過ぎていった、春の終わりののどかな昼下がり、
何気ない日常に季節を感じることができるのは、嬉しいものですね。



蝶は仏語ではpapillon ですが、何とも蛾も同じ・・・
蝶と蛾が同じ語だなんて驚きですが、確かに蛾は夜の蝶なのでした。


　　　　　　
　　　　　　　　　生まれ変われるなら、鳥よりも蝶がいい・・・蛾ではない昼の蝶に・・・（笑）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　訪問ありがとうございました。　　　　　　　　　　　　

霾

　　　海越えて行く人来る人霾ぐもり



昨日のニュースで、早くも黄砂が飛んできたと・・・


大陸からはるばる風に乗って飛んでくる砂にはロマンを感じます。


大陸といえば、土曜日にとある知人が中国大陸へ赴任のため旅立ちましたし、
昨日会ったアメリカ人はカルフォルニア出身で、去年太平洋を渡ってやって来て今は日本で暮らしています。

気がつけば、徐々に身近でもグローバル化は進んでいるようですが、閉鎖的な日本社会にあっては、
異国人を黄砂同様に、どこか迷惑と捉えがちな傾向がまだまだあるような・・・　　



　　　　　　　　日本は島国の小さな国・・・海の向こうには大陸があり・・・


　　　　　　　　　　　　　訪問ありがとうございました。

伊

　　　伊太利より絵葉書とどくや暮の春



土曜日、イタリアを旅する友人から絵葉書が届きました・・・

旅先からの絵葉書は、受け取るのも出すのも好きです。
旅の楽しさと、その土地の空気感がなんとなく一枚の葉書から感じられるから・・・



イタリアのワインナリーを巡ると言っていましたが、これは正確にはバチカンからでした。
バチカンと言えば、システィーナの天井画も好きですが、ピエタが好きです。
確か、ミケランジェロは他にも幾つかピエタ像を造っているのですが、
数年前、イタリアの旅の途中で思いがけずも、その内の未完のピエタを見たことがあります。

それは未完であっても、マリアの嘆きは伝わってくるものでした・・・
　　　

　　　　イタリアの国はブーツの形ですね・・・フランスは星・・・台湾はサツマイモとか・・・
　　　　　　　　　　　　　　　日本はエビフライに見える私です。（笑）

　　　　　　　　　　　　　　　訪問ありがとうございました。