槍

春ひとり槍投げて槍に歩み寄る
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ 野村登四郎

Alone in the spring
hurling a javelin, and then
walking after it   　　　   (Toshiro Nomura)　 　　　　　　　　　　　

　　
　　　　　
　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜蔀関月　　画＞
　

　　　　　　
　　　　　先日はボストンでテロが起き、昨日は四川でまたも大地震があり、
　　　　　　鳥インフルや北朝鮮の核問題、はたまた国内の原発も脅威・・・　
               なんとなくな恐怖を人は少なからずも抱えて生きている。

　　　　　　　でも、一番の恐怖は何よりも孤独であるかもしれない・・・
　　　　　　　　　　　　　　訪問ありがとうございました。

花人

このほどを花に礼いふ別れ哉/ 芭蕉


Things past
flowers in thanks give
ferewell 　　　　    　　　　　    (Basho)　
　
　　　　　　　
　　　　
　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜菊川英山　　画＞


　　　　　　　　　　家の窓から見える川沿いの桜が散ってしまいました・・・
　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　それでも、桜ばかりに目を奪われて気がつきませんでしたが、
　　　　　　　　　　　道沿いの野草も、さりげなく咲いていたりします。
　　　　　　　　　　花の季節の訪れ・・・小さき花はそれもまた可愛らしくあり。
　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　訪問ありがとうございました。



　　　　　

　　　　　　

初桜

初桜折しも今日はよき日なり / 芭蕉


First cherry blossam
just happen today as-for
good day is      　　　　　　　  (Basho)　 　　　　　　　　　　　

　　　　
　　　　
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　＜三畠上龍　　画＞
　


　　　　　　　昨日は今年の初花見で満開の桜に心奪われて、
　　　　　　　　　　　　ところが今日は朝からの雨・・・

　　　　　　　　風に散るならまだしも、雨で散るのは風情なき・・・
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　訪問ありがとうございました

文字

梅が香に昔の一字あはれなり/ 芭蕉

Plum blossom's scent in
long-ago of one character
sorrowful it is　  　　　　　      (Basho)　 　　　　　　　　　　　

　

　　
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　＜勝川春章　画＞


　　　　　　　　　桜の蕾が膨らんでいるのを目にしました・・・
　　　　　　梅の香も嗅がぬまま・・・いつのまにやら春ですね。
　
　　　　　　　　　　　　訪問ありがとうございました。

鶴

鶴の毛の黒き衣や花の雲 / 芭蕉


Crane's feathers
black robe
blossoms cloud         (Basho)　 　　　　　　　　　　　

　　　　

　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　＜宮川長春　　画＞



　一昨日、円山応挙展を観に行ってきましたが、鳥が苦手な私は、
やはり大乗寺の孔雀の絵おろか鶴の絵もまともに見ることが出来ませんでした・・・笑

　　　　　　　　　　　　　　訪問ありがとうございました。